

界面活性剤を使用することによる影響
液体シャンプーに欠かせない界面活性剤には 洗浄の役割以外にも浸透の役割もあります。 ある実験では、妊娠直後のマウスに市販シャンプーを塗っただけで 受精卵が確実に崩れて死ぬことが報告されています。 しかも界面活性剤の濃度が2%を超えると急激に異常が増えます。 10%では受精卵の死亡率が40%にもなるのです。 市販のシャンプー剤には40〜50%含まれています。 たしかに、マウスを使った実験結果を そのまま人間には当てはめることはできません。 しかし、受精卵に関しては人間の方が 化学物質にはずっと弱い場合が多いといいます。 ただ、本人に自覚症状がないため、 実際の被害が明るみにでていないだけです。 「界面活性剤はお湯ですすいで落とすのだから、人体に害はない」 という専門家もいますが、一生涯毎日のことです。 できる限り界面活性剤からの負担を減らしたいものです。


ノンシリコンってどうなの?
「ノンシリコンシャンプーってどうなんですか?」 美容室の中で お客さんと美容師さんの会話で よく聞こえてくる質問のひとつです。 ここ最近に 一般消費者の方でも広く認識され、 悪の代表イメージになったシリコンですが、 実は全てが悪いといったわけではありません。 これにもランクがあるのです。 簡単に言ってしまえばシリコンも油分です。 例えば環状型といわれるシリコンは、 ドーナツ状の輪っかが連なっているような分子構造で 酸化しやすい油と違って頭皮を塞ぎません。 層になって被膜をつくる力も弱く、 皮膚への負担はありません。 ことシャンプーに関しては やっぱりどのようにメーカーや提供側が 界面活性剤に対して考えているのか? に尽きると思います。 液体シャンプーの8〜9割は 水と界面活性剤でできています。 その他どんなに良い新しい成分を配合しても数%。 それも最後には洗い流してしまいます。 そもそもシャンプーは、 汚れを落として清潔を保つもの、 というシンプルなものなのですが、 毎日のようにコマーシャルなどで 新しいシャンプーの情報を見聞きしていると、 何や