「洗うこと」の原点
『洗うこと』の原点とはなんでしょう。
それは必要以上に洗わないということだと思います。
現在では液体シャンプーは多種多様にあります。
どの液体シャンプーも90%が水と界面活性剤から作られています。
界面活性剤は洗浄・浸透・乳化の働きがありますが、シャンプーでは主に溶解洗浄という用途で配合しています。必要以上に洗ってしまうのです。
これからさらにAIや外国人の影響などからそれぞれの原点を見直すことが余儀無くされていくのだと思います。
そうした『洗うこと』市場の中にあっては、
トップシーズンの夏に向けてドライシャンプーを各社発売が続きました。
しかし冬場にこそ本当の肌トラブルや毛髪トラブルは表面化してきます。
そう、冬の乾燥時期にこそ『洗うこと』を見直してもらいたい時期なのです。
夏には空気中の水分もたっぷりありますので、
いつものシャンプーで洗いすぎたとしても、奪ってしまった水分を補うことが比較的行えます。
しかし、冬には乾燥という空気の状態がベースにある中で過ごしますから、
いつものシャンプーはできるだけ回数を抑えていくことが一番の乾燥対策であると言えるのです。
水分を守ってくれている皮脂膜という人間の天然クリームは常在菌が産み出します。
特に市販の液体シャンプーだと洗浄力を示すペーハー値は強アルカリを示しますので
容易にその常在菌を溶かし落とします。